品物詳細

古唐津奥高麗茶碗(是閑唐津・桃山)

古唐津奥高麗茶碗(是閑唐津・桃山)

古唐津の奥高麗茶碗です。その中でもひときわ評価の高い是閑唐津と呼ばれる極めて貴重な手です。名碗「三宝」の器形に酷似しています。この茶碗のマイナスのポイントを挙げると、共割れの修理、外側に5×6センチ程の釉の摩滅、ほぼ総釉であることの三つです。共割れは銀の盛り上げの丁寧な修理、釉の摩滅はおそらく釉の溶けの甘い部分を削ったか、又はかいらぎが釉のめくれになり手触りを良くするために削ったかのいずれかと思います。総釉については、唐津の見所である土味が判りにくいことに繋がりますが、産出窯と目される椎の峯窯では総釉の古い茶碗が比較的多く焼かれています。添えられた書物の抜粋の中にも「三宝」も椎の峯窯の産ではないかとの意見が述べられています。椎の峯窯というと時代の下がったクリーム釉やなまこ釉の薄手の碗や盃を連想する方も多いかと思いますが、松浦系最古の窯であるとされています。数年前のまさかの出会いに胸が高鳴ったのを昨日のことの様に憶えています。古い発掘伝世と思いますが、伝来の付いたものなど数千万から億に達する値段で取引されるものだけに、この状態でも入手できたことは奇跡に近いことと思います。古唐津を心から愛する方に所持していただきたい正真正銘の奥高麗茶碗です。

・口径14.8~15.5センチ
・高さ7.5~7.8センチ
・桃山時代
*お値段お問い合わせください。

【売約済】

古唐津奥高麗茶碗(是閑唐津・桃山)
古唐津奥高麗茶碗(是閑唐津・桃山)
古唐津奥高麗茶碗(是閑唐津・桃山)
古唐津奥高麗茶碗(是閑唐津・桃山)

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